2014年1月23日木曜日

51日目②@ネパール ゴサイクンダ→ドンチェ ダンパ再び!

ヒロ君と私は顔を見合わせた。
帰りは動くと思ってたのに、、、

また200ドル使ってチャーターだけは避けたい、、、
しかしながら危険は犯したくない。

中腹から見えるマナスル!?



2人とも飛行機を予約しているので、何とかして明日には帰りたい。

もう、取り敢えず麓まで行って、バスを待つしかないな。

私達は、それから休まず、一気にドンチェまで駆け下りた。

道端のイート巻き巻き♪お母さん



2日かけて登った所を半日で下った。
→どんだけ早いんだよ!笑笑

腹は減るが、まずはバスの状況確認だ。
ガネスは、情報収集に走り回っている。。。
この時ばかりは頼もしく見えたよガネス君!

私達は、いつでも出れる状態で数時間粘ったが、、、
ツーリストバスもチャータージープも来る見込みもない。

取り敢えず、山頂で飲もうと持ち込んだビールを今飲む。
※山頂疲れ過ぎて飲めませんでした




ダルバットで、腹を満たす。
うますぎます。これを食べることだけ毎日考えてます笑笑

明日にかけるしかないな。。。

ちなみにネットまでストライキ!?
繋がりません、、、

山の逞しい娘


4日ぶりのシャワーを浴びてお休みなさい。


お勧めダルバット
ノーマルダルバット★★★★☆
チキンダルバット★★★★★
バフダルバット★★★★★

2014年1月20日月曜日

50日目@ネパール ドンチェ→ゴサイクンド 登頂!!!

以外とよく眠れました@3500の宿街(と言っても宿は二つ)チャランバティー

山小屋の人とのショット


昨日の夕食と今朝の朝食をたべているが、明らかに値段が上がっている。マサラティーも90ルピーに。

参考までにゴサイクンドのメニュー



後ほどネパールのソールフードダルバットを基準に各山小屋のメニュー表を後世のために公開しようと思う。
この情報はどこにも載ってないので、貴重かと思う。



ちなみにフルパックツアーだと飯が込みになる。

山登り2日目ともなると、山登りの体温調節にもなれてくるものだ。出だしは、めちゃめちゃ寒いので、フル装備。
その後徐々にテイクオフ。

早起きして、極寒の山を登ると、私の場合、まず頭痛が来る。
これで、結構萎える。そこから体が徐々に温まり出す。
こうなってくるとランナーズハイ的というかトレッカーズハイとでも言うべきか、どんどん調子が上がってくる。

ヒロくんとヨガポーズwith脇汗


相方のヒロ君は、と言うと、足取りが重たそう。
私より若いはずだが、時間とともにへばってくるタイプ、、、短距離走向きの速筋タイプ。
遅筋の私とは正反対。

ガイドのガネスは、自然とヒロ君のペースに合わせてくれる。



3時間くらい経つとゆっくりペースではあったが、私の足もかなりきている。
下半身の力どけでなく手を膝に乗せて一歩一歩をあるく感じ。
私は、堪らず杖になる木をみつけ、使い始めた。

上半身の力も使って登ると楽!ということを初めて知った。

多分ガネスに本気出されたら、2人とも置いて枯れて遭難です。

取り敢えず富士山超えはした。

ここから上は、未体験ゾーンである。

幸いにも高山病的な感じにはなっていない。いまのところ。

ただ息が、とてもきれやすい。
空気の薄さを明らかに感じる。
それもそのはず、地上の半分の酸素しかここにはない。

4000mを超える。
ここからは、道が少し緩やかになる。
しかしながら、少しの登りも今の私たちには、本当にきつい。
振り返るとそこには絶景があるのは知っている。
しかし、それを今は楽しめない。
ヒロ君は、もっと楽しめていない。

岩肌には緑の苔


私達は互いに励ましあい登った。

登った。

そして、登った。

呼吸をなるべく乱れないように意識する。
ヨガで学んだ自分の呼吸との対話がここになって生きる。

ふぅー



すぅー

ふぅー



すぅー

綺麗な湖が見える。
この先に聖なる泉ゴサイクンドがある。



ラストスパートである。
悪いがヒロ君、先に行くぜ!

私とガイドのガネスは、ペースを上げた。




4380m!
着きました!



山々に囲まれた泉ゴサイクンド!
我々に遅れてヒロ君も到着。

◎ゴサイクンド豆知識

4380mに降り注ぐ太陽の反射光が眩しく、非常に神秘的である。
頂上にはもちろんシバを祀るテンプルがある。


写真撮影のあと、シバの伝承通り頭手足に聖なる泉をかけた。
これにより、傷が癒えパワフルになるという。
さらに私のもう一つのミッション、この聖なる水の採取。

これで、絵を書きました。



ちなみに、今宵はゴサイクンドより一つ村を降り、ロールビネックに暖をとることに。



宿の人と仲良くお食事。

そして、零下のなか、就寝。


ゴサイクンダトレック
初心者向き★★★☆☆
時間がない人向き★★★★★
パワースポット好き向き★★★★★

51日目①@ネパール ゴサイクンダ→ドンチェ

寝てませんでした!
寒すぎて、、、正直持ち合わせた防寒具フル装備で寝て、更にはNASAシート(※通称レスキューシート)を羽織ってもダメでした。

聞くとガイドのガネスも、ヒロ君も寝つきが悪かったらしい。。。
ガネス曰く高地障害の一つらしい。




眠れない中、窓から入り込む月明かりが、私の心を落ち着けてくれた。
→これも後ほど絵にした。


そんなこんなで誰より遅く寝て、早く起きた4000mオーバーでの一夜は自分にとっては神秘的な夜であった。

今日は一気にドンチェまで下る。
2日かけて登った道だ。
我々は7時には下山を開始していた。
下りは、ぐんぐん足が前に出る。
ぐんぐんスピードも出る。



これに自分の膝が着いていかなくなる感覚が既にある。

これが下りのキツさなのかなぁ、、、

ヒロ君も、下りは得意なようだ。
グングン、スピードをあげている。
ノンストップだ。



谷側の景色は最高!


余裕を持って景色を見るのは、長くは続かなかった。
膝そして腿痛が、ここにきてドット出てきた。
疲れからか、何度も足を挫く。

ひょっとすると、このペースで下ると私の足は終わるかも、、、



私なりに考えた。。。

下りに使う腿から脛の前面の筋肉に負担を掛けないには、、、

そうだ!後ろ向きに下れば良いのだ!


体を山側に向けて、半身で後ろを見ながら下りる。

道の形状によって半身を左右にスイッチング。

名付けてバックスタイル下山法!

かなり脚への負担が減ります。
→これって、登山家にとってはメジャーな下山法なのかな、、、

慣れればかなりスピードを出して降りられる。

後半は、5割くらいはバックスタイル下山法を使用して下りた。
足は軽減されても首を回し続けるので、首はかなり負担をかけてはいたのだが、、、




そして、予定よりかなり時間を短縮し、何もかもが順調に進んでいた。
ようにみえた、、、

ガネスの電話がなる、、、
→私達は、電波の入るエリアまでおりてきたか、、、単純にそんな感じにしか思っていなかった。

ガネスは、深刻そうに話している。そして、その電話は代理店ラズさんからのものであった。

電話の内容、、、
結論から言うと、ダンパ(ストライキ)は、まだ継続している。
民間バスは走っていない。

もし、ツーリストバスが来ていたら今日のうち乗ってください!

とのこと、、、

クマリの彷徨う瞳が、ヒロ君と私の脳裏に再びちらつく。





ゴサイクンダの夜の楽しみ方
サンセット★★★★★
月明かり★★★★★
不眠感★★★☆☆

2014年1月17日金曜日

49日目@ネパール ドンチェ→ゴサイクンダ まずは富士山越え

ドンチェから、予定だと7時間のトレックをする。
今日は標高を1800→3800付近まで一気にあげる、、、
今日頑張ることで、明日がイージーになるとガイドは言った。




革命軍対応では頼りなさが目立ったガイドは、若干ハタチだ大学生、、、
当初のガイドが風邪でダウン、朝急に呼ばれた代理だぜぇ、、、

細いラインに甘いマスクは、何処かこいつ大丈夫なんかよ?と思わせた。
名をガネスと言った。

スペルは庶民の神でありシバの子供、エレファントヘッドのガネーシャと一緒である。

名前と性格見た目のギャップのあるガネス、、、
お手並み拝見と行こうか。

宿のヤンチャ息子


朝飯を手短に済ませて、朝7時のスタートライン。
聖なる泉を拝んで、本当にできるのか?ゴールイン。




いざ進む。

頭がキンキンする寒さだ。
私は暑さに弱いが、寒さにはもっと弱い。

クソ遠くにランタン山系



一歩一歩が頭に響く、、、これは早くも高山病なのか!?と思わせる。
閉山時期に登った富士山の時も、、、スタート時はこんな感じだったなと遠い記憶が蘇る。




パーティーは三人。
フォーメーションはこうだ。

トップ…ガネス
トップ下…ヒロくん
ケツもち…私


ガネスの速度は、なかなか早い。。。
たまに後ろを振り返るが、どんどん行く。




私の頭はますますガンガンなる。

早くも一回目の休憩、、、

ヒロ君と現時点での感想を述べ合う。

私「ガネス早くね?俺頭いてぃ」
ヒロ君『早いです。もう辛いです。』





休憩は約五分、、、まだ体は冷えている。再び登山開始!
寒さはだんだん体の内部から暑くなる。
私もそれは感じていた。
しかしながら、耳と手だけ異様に冷たい。頭は相変わらず痛い。
体の内部は暖かい。

暑さと寒さの陣取り合戦!


暑さが段々増してくる。
寒さは劣勢に。。。

次の休みで1枚ユニクロの風よけ代わりにきていたレインコートを脱いだ。

その次の休みで、ジャケット。

その次で、ダウンパンツ。。。

プリケツな一枚


気づけば、上下一枚づつ!
上ヒートテック、下タイツ!
変態登山家の完成!

笑笑





気付けば富士山越え!
そんなこんなで、トレッカーズハイのまま1日目は終わった。



富士山越えの宿にて



ネパール11月のトレッキング
雲の出現★☆☆☆☆
牛の出現★★★★☆
虫の出現★★☆☆☆

48日目③@ネパール カトマンズ→ドンチェ 革命軍との遭遇

あっけなくサイドドアは開かれる。
六人乗りのジープに数人が流れ込もうとしている。

<ヤバイ>



とっさの判断を迫られるが、多勢に無勢、、、
私達のガイドガネスとドライバーも何か言っているが、問答無用で武闘派な若者2人が乗り込んでくる。

頼りない、ガイドだ、、、

とその時思った。

 学生でありガイドのガネス



彼らが害を加える敵なのか、害を加えないまでも、危険な奴らなのか、、、
全く分からない。

その対応もフレンドリーに接したら良いか、関わらない方が良いのか分からない。

彼らのいでたちは、お兄系のファッションに太陽のバッチを沢山つけ、髪型はモヒカン襟足七色のエクステと長髪の2人。
ネパールではかなり奇抜なファッションだと思う。

彼等が乗り込んでから、車内は終始無言。。。

その髪型いかすぜ!くらい言おうと思ったが、変な言動は避けた。

外にツバを履いたり、大声で話したり、電話したり、
彼等の声だけOFFロードの騒音以上に騒がしく聞こえた。


彼等は、当然のごとく、次の街で無言で車を降りた。
勿論無銭乗車である。


文句は、言わないし、言えない。



これまた、バンダ中のスリリングなハイライトの一つであろうか。


道端のネパーリ女子会



ジープは走ること8時間、、、ドンチェ到着。

宿は、しまっているところも多く、ドラゴンゲストハウスと言う新しめの宿に泊まることになった。



宿代は2人で600ルピーと安いがご飯が二、三倍に跳ね上がる。
※タメル地区だと80ルピーのダルバット(ネパールターリー)が300ルピー

昼を抜いているため、、、極度の空腹。そんな時は迷わずダルバット!

おかわり自由☆ダルバット

withフライドモモ


これは本当にうまい!
そして、全てのルー(オカズ)、野菜、ライスがお代わり自由!

それにポテトモモも頼む。
※モモは、ネパールギョウザと言ったところか


たら腹になり、就寝。
ちなみにシャワーはほのかなホッとシャワーで、とても寒夜に入る気分にはなれなかった。

明日は6時起き、スケジュール的には1番の上がる日なので、
気合を入れておやすみなさい!


ドラゴンゲストハウス
ホッとシャワー★★★☆☆
→気まぐれホット
Wi-Fi★★★☆☆
→気まぐれ接続
ご飯★★★★☆

2014年1月16日木曜日

48日目②@ネパール カトマンズ→ドンチェ ジャパンマネー発動

この時ばかりは、「ダイジョウブです」が口癖のラズさんを恨んだ。

しかしながら、今回のダンパ(ストライキ)は、かなり大掛かりらしい。
ローカルバスはおろか、普段は出るツーリストバスも出ない。

ラズさんのオフィスに戻ると
「ドウシマスカ?ポカラの四泊プランニヘンコウシマスカ?」



あっけらかんと、Bプランを勧めるラズさん。。。
ネパールでは、よくあることらしい。

私達の当初の目的は4000m、ポカラ方面のメジャーな山々も悪くはないが、5日間で4000mに到達することは不可能である。

Bプラン、ポカラは、無いな、、、

日本では登れない4000mにこだわりたい。

私達はラズさんに何とか行く方法は無いか尋ねた。

ラズさん「200ドルデスガ、ジープをチャーターすればカノウデス。」

2人は200ドルという大金に一瞬ひるんだが、4000mと言う未知の体験と時間は、今後出来ないと判断。

格安プランにしたつもりが、ここでジャパンマネーを使うことに。
普段のローカルバスならガイド含めて15ドルなところが200ドル、、、
いたしかたなし、、、




そこを負けに負けて、160ドルでチャーター、、、
遅れること五時間、、、12時にドンチェへ向かうby JEEP。

途中までの素晴らしいライステラスの景色は、前にも述べたが、バリ島ウブドを遥かに超える。




そして、約一時間おきに通る関所???みたいなところ。ここで、TIMカードを見せなくてはならない。

銃を持った警察たちが物々しい雰囲気である。



日も暮れ始める頃、道はONロードから、OFFロードへ、、、



これは、間違いなくゴサイクンダへ行く道のりのハイライトの一つである。
数十センチ先が、垂直な崖!
ケアレスミスが命取り!
てか対向車来たら終わる!
※後で聞いたが、毎年十数台が落下しているようです。。。



そんな中、、、1番のハイライトが、、、

暴走族のようにノロノロ運転で山道を旗を掲げて、集団走行する革命軍(私達は、ストライキのバンダ集団をそう呼んでいた笑笑)。
彼らとすれ違う、または抜かす瞬間はとても緊張感が走る。

巨大スピーカーからは、ネパールのナショナリズムを刺激する音だろうか、、、
アッパー系の音楽を流している。

2000m近いこの地域でも、彼ら革命軍は威勢良く活動している。
何度目の革命軍のチームとよ遭遇だろうか、全く動かなくなったジープ。。。

http://youtu.be/TVMf2q97vdo

沢山の街宣車が対向する。
皆興奮し、こりゃ暴動にもなりかねないなといった雰囲気。
目の前のバスを革命軍の人が停め、中に乗り込んでいる。。。

そして、私達の車も標的に、、、



《バン!バン!バン!》



革命軍に囲まれ、窓を叩かれる。
一気に緊張感が走る。

《ガチャガチャガチャ》

ドアを開けようとしている。

<しまった。鍵をしていない!>




ネパール革命軍
威勢★★★★☆
若者風ファッション★★★★☆
攻撃性?????