2014年1月9日木曜日

47日目②@ネパール カトマンズ タメル地区→パタン地区

ラズさんとの契約後、私達は散歩に出かけた。
タメルのツーリスト街もローカル街もシャッター通りになっている。

相変わらず砂埃がひどい。私は選択出来るタイプのマスクを購入。
今後重宝しそうだ。

まるでテロリスト



その後、大きな広場で行われていたネパールのバザールをにて登山グッツ、いやトレッキンググッツを購入。

◎トレッキング豆知識
ネパールでは6000m未満をトレッキング。6000m以上を登山と明確に区分けしている。

王宮近くの公園のマーケット

まるでフリマ。偽物が街中より格安購入可能。



と言うわけで4000m目指す私達は登山でなく、トレックです。なんかチープな響きだ。




バスも動いてないので、二時間近く歩きパタン到着。
この街に入るだけで500ルピーかかります。。。

2人とも顔は日焼けし、ネパール人にほぼ同化していた。

のだが!
パタンのゲートの前で写真をパシャパシャ撮っていたら、外国人だとばれて金を払わされた。
怪国人20面相にはまだ遠いな。笑笑。



パタンの路地は、これまた路地マニアの心をくすぐる街並み人並み空気感でとても良し!



パタンには、クマリ様と呼ばれる生き神様がいる。
私は、彼女に会いたかった。
生きながら神として祀られ、初潮が来るまで大地を踏めない。

そんな彼女の生活感を肌に感じたかったのだ。

人に道を聞くこと五人あまり、
やっと出逢えたゴッドオブクマリ




彼女の住む一室は、クマリの館と呼ばれる屋敷の二階の一角である。
昔はここに十数人のクマリ様がいたことを連想させる大きな館である。
そのうちの一室しか、現在は住んでいない。

地上から窓越しにクマリ様は一心不乱にグルグルと同じ場所を回っているのが分かった。

<何をしているのだろう>

扉中央にはクマリ様の写真


館の人らしき人が、「クマリに会いたいか?」と訪ねてきた。
彼はブザーを鳴らした。
※インターフォンのようなもの

母親らしき人が、オケーサインを出す。
クマリ様の準備が整ったことを知らせる。


私は緊張していた。ヒロ君もそうだった。
二階へ上がるとこっちだとさらに狭い一室に通される。
クマリ様は、一点を見据え、正座していた。


ヒロ君がまず、クマリ様の前に座る。
母親(やはり母親であった)が、何か言っているが聞き取れない。

沈黙が数十秒流れる、
ヒロ君は動揺していたが、クマリ様もどこか落ちつかないようだった。

母親は「近うよれ(多分そう言った)」とヒロ君に念押ししていた。
するとねちょねちょの朱肉を額の上あたりにクマリ様が付けて下さった。


次は私の番だ。
対面するクマリ様は、一点を見ているようで見ていない。
泳いでいるのだ目が。。。


一礼すると同様に私の額にこんもり朱肉をつけて下さった。

クマリ様の人差し指、中指、薬指はとても冷たく感じた。


20平米1LDKの居住空間



私達は、数十ルピーをお布施し、その部屋を離れた。
クマリ様の母親は自らの事のように自慢の娘の話をしていた。

クマリ様の処女性、ミステリアス感は突出しているのだが、母親とのギャップに私とヒロ君は終始違和感を感じていた。

神を産んだ例の母


世界から避難を浴びているクマリのシステムではあるが、私の意見はこうだ。

もっとクマリも個性があっても良いのではないか?そこに尽きる。

ホテルに帰宅してからクマリ様のことをさらに調べた。
クマリの対面した時の行動で、その人の運命が占われると言うのだ。

以下wikiより転載。

なるための資格
  • 健康である
  • すべての歯が欠けていない
  • 菩提樹のような身体
  • 牛のような睫毛
  • 獅子のような胸
  • 鹿のような脚
  • アヒルのように柔らかく透き通った声
  • 黒い髪と目


預言者としての行動と意味
  • わめいたり大声で笑う:深刻な病や死
  • 泣いたり目をこする:差し迫った死
  • 身震いをする:投獄
  • 手を叩く:国王の恐れ
  • 供物をつまむ:財務損失

もし、クマリが静かな状態であれば、依頼者に安心をもたらす。






クマリ様の挙動不審な目が忘れられない。
その目の奥に何を見たのか?
私達のヒマラヤ山嶺での運命やいかに!?


クマリ様
処女性★★★★★
ミステリアス感★★★★★
母親のフレンドリー感★★★★★

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